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第4回 足の位置(その1)
足の位置(その1)
一般に使用される言葉として「手足」と言う言葉がありますが、前回「手の位置」について説明しましたので、今回は「足の位置」=Foot Position(フット・ポジション)について述べてみたいと思います。
足の位置については、第2回の「回転量」の項でも少し触れていますが、もう少し掘り下げてみましょう。
「足の位置とは、一方の足の位置に対する他方の足の位置のことである。」ということです。例えば「左足横」といえば、右足の位置に対する左足の位置が(右足の)横ということです。足の位置は「前・後」「横(左右)」「横(左右)少し前」「横(左右)少し後ろ」「前少し横(左右)」「後ろ少し横(左右)」「斜め前(左右)」「斜め後(左右)」の16通りあります。(図3)

Dance Sportではこの16通りの足の位置をFigure(フィガー)の各Step(ステップ)で示していますが、「斜め前(左右)」「斜め後(左右)」は極めて少ないと思います。「前・後」「横(左右)」は、よく理解できると思いますが、「前少し横(左右)」「横(左右)少し後ろ」を正確に踊っている人は大変少ないと感じています。
ワルツ&クイック・ステップの例
例えば、Waltz(ワルツ)のChasse from P.P.(シャッセ・フムロ・P.P.)やQuick Step(クイック・ステップ)のProgressive
Chasse(プログレッシブ・シャッセ)の第4歩目は、男性は「左足横少し前」(女性は「右足横少し後ろ」)ですが、多くのダンサーは「左足前少し横又は斜め前」(女性は「右足後ろ少し横又は斜め後ろ」)に踊っているように見受けられます。
ワルツのシャッセ・フロム・P.P.第4歩目(丸印)

この原因として考えられることは、Waltzの場合、次にNatural Turn(ナチュラル・ターン)の前半に続けることが多く、通常のNatural Turnのスタートの予備歩と同じように左足前進と考えて踊ってしまい、又Quick Stepでは次のForward Lock
Step(フォワード・ロック・ステップ)に続けることが多く、Forward Lock Stepの第1歩目の右足を前に進もうとする気持ちがあるため、その直前のChasseの第4歩目を左足前進に踊ってしまうのではないかと思っています。
クイック・ステップのプログレッシブ・シャッセ
第4歩目(丸印)
これらを正しく踊るためには、Chasseはあくまで横に踊ることを意識し、それ後、新たに次のFigureに続ける気持ちを持つことが大切です。(もっとひどいのは、Chasseの第2歩目も斜めに前に前進する人も見かけますが女性のフォロー(Follow)が大変だなあと思います。)
再度繰り返しますが、Chasseは「滑り足」という意味で、この場合あくまでも「横滑り」が大原則です。初心者の皆様方は、もう一度自身の足の位置を再確認してみてください。
(いしい まさる) 2007.11.13.
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