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第6回 足の位置(その2)
Alignment(アライメント)とは
Alignment(アライメント)とは、「足の位置が部屋に対してどちらを向いているか」ということを言います。Alignmentの意味は「一列に並ぶこと、整列、整列線」で、整列する時はどちらに向いて整列するかを表します。例えば「窓の方を向いて」とか「舞台正面に向いて」整列しなさいということは、足(つき先)はその方向に向いています。
Dance Spotでは、つま先を向けることを「Facing(フェイシング=面して、向かって)」と表現し、反対にかかとを向けることを「Backing(バッキング=背面して)」といいます。他に「Pointing(ポインティング=ポイントして)」があります。
Dance を踊る時、部屋を大きく左回りで踊らなければならないことは前回説明しましたが、Dance Sportでは、各Figureの各Stepについてどの方向に向かって(又は背面して)足を置くかを細かく定めています。
例えば「壁に面して」、「中央に面して」、「壁斜めに背面して」とか「中央斜めに背面して」というふうに方向を指定していますが、これは足の向きでAlignmentは体の向きではなくあくまで足の向きを言います。
通常Danceを踊る場合、男性は壁斜めに面して前進(女性は壁斜めに背面して後退)からスタートします。この場合、部屋の壁は(普通)4面ありますので、どの面の壁斜めか解からないことがあります。その時は、自分の立っている位置から部屋を見回し最も近い壁と考えてください。そして、その壁に正面で向かい、それから左に少し(1/8)回転するように足を置くと「壁斜めに面して」ということになります。
壁に向いて左手方向をL.O.D.=Line Of Dance(ライン・オブ・ダンス)といいます。反対に右手方向をAgainst L.O.D.(アゲインスト・L.O.D.=逆L.O.D.)といいます。
これまでのAlignmentについての説明を総合しますと、Alignmentの方向には「壁に」「壁斜めに」「L.O.D.に」「中央斜めに」「中央に」「逆中央斜めに」「逆L.O.D.に」「逆壁斜めに」の8通りの方向があります。(図示) 更にこれらの方向に対して「面する」のか「背面する」のか「ポイントする」のかが加わります。

図を見て感じられたと思いますが、「壁斜めに面して」と「逆L.O.D.中央斜めに背面して」は表現が違うが足の向きが同じであることが理解できると思います。
ワルツの ナチュラルターンの例
大変難しいことを述べましたが、実例で紹介しましょう。
WaltzのNatural Turn(1〜3)では
男性 第1歩目 壁斜めに(面して)右足前進(=右足のつま先が壁斜めに向いて前進)、 第2歩目 中央斜めに背面して左足横(=左足の踵が中央斜めに向いて左足横)、 第3歩目 L.O.D.に背面して右足を左足に揃える(=右足の踵をL.O.D.に向けて左足に揃える)

女性 第1歩目 壁斜めに背面して左足後退(=左足の踵を壁斜めに向けて後退)、 第2歩目 L.O.D.にポイント(体は回転しない)で右足横(=右足のつま先をL.O.D.に向けて置く、この場合体は回転させない)、
第3歩目 L.O.D.に面して体を回転し左足を右足に揃える(=まず体をL.O.D.に回転させてから左足のつま先をL.O.D.に向けて右足に揃える)、
ということとなります。
ダンス・パーティーや競技会で他のカップルと接触を避けるためにも正しいAlignmentで踊るように心掛けましょう。(いしい まさる) 2008.01.22.
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